痛いかゆい顎ニキビの原因は熱のこもり
痛いかゆい顎ニキビの原因は熱のこもり
顔に出来るニキビの中でも、顎ニキビは大きく腫れて痛いニキビになったり、かゆいニキビになったりしやすい場所です。
顎にムズムズかゆみを感じたり、話しをしたり食べ物を食べたりする時に口を動かすだけで痛みを感じたり…。
なぜ顎に出来るニキビはかゆみや痛みが出やすいのでしょうか?
顎ニキビは長く居座るニキビ
肌は新陳代謝で毎日少しずつ入れ替わっていて、約28日間でまったく新しい皮膚細胞や角質に入れ替わります。
新陳代謝はニキビが出来ている部分もで行われていますので、新陳代謝が正常に行われている肌ならば新陳代謝の28日間の間に毛穴の出口を塞いでいたコメドも代謝と共に排出されていきますから代謝と共にニキビもなくなっていきます。
しかしすべての部分の肌が同じ期間で入れ替わっているわけではなく、部位によっては新陳代謝に長い時間かかる場所もあります。
特に顔の中でも角質層の厚い顎の部分は、角質層の薄い他の部分よりも代謝による入れ替わりに時間がかかります。
顎は角質層が厚く入れ替わりに時間がかかることに加え、肌の働きが低下して新陳代謝の速度も低下している肌ではニキビが出来ている部分の代謝速度も遅くなりますので、一度ニキビが出来ると同じ場所に長い間居座るようになります。
顎ニキビがかゆい、痛い原因は熱のこもり
顎ニキビがかゆい時や痛みのある時に、ニキビの部分手で触ってみると熱を持って熱くなっているのを感じたことはないでしょうか?
顎ニキビにかゆみが出たり痛みが出たりするのは、熱のこもりが原因になっていることが多いです。
東洋医学では熱がこもってくると炎症をおこしやすくなってかゆみが出たり、さらに熱のこもりが強くなると痛みが出やすくなると考えられています。
特に顎に出来るニキビの場合には、上半身の熱のこもりと下半身の冷えの差が大きい場合が多いですし、顎のラインを越えて顎裏や首の方にまで広がって出来るニキビの場合にはお血(おけつ)の影響が加わっていることが多く、お血(おけつ)の問題が重なると熱のこもりが強くなります。
一度出来た顎ニキビが代謝されずに同じ場所に居座ると熱のこもりの影響を受けてニキビがどんどん育ってしまいます。
角質層の薄い部分や代謝の活発な肌でしたら大きく育つ前にニキビ部分の肌が代謝で入れ替わって行くのですが、角質層の厚い顎ニキビが出来やすく肌の代謝が低下していると、ニキビがなかなか代謝で入れ替わって行かないために大きなニキビに育ってしまうのです。
ニキビが大きくなってしまうと熱のこもりによる炎症が強くなってかゆみや痛みのあるニキビになってしまいます。
かゆい、痛い顎ニキビを治すには
かゆい顎ニキビや痛い顎ニキビが出来ないようにするためには熱のこもりを取り除くことが必要です。
体内に熱がこもってしまう原因はいくつかあります。
・内臓の冷えをおこしていて、内臓を温めるために血液が体の中心部に集中してしまっている。
・お血(おけつ)が原因で血液循環が活発に行われないために体内の熱の運搬がスムーズに行われていない。
・肌の働きが低下していて、体内の熱を肌から発散出来ない状態になっている。
このような体の状態を整えて体内の熱のこもりを取り除けば、かゆい、痛い顎ニキビを治すことが出来ます。
かゆい顎ニキビや痛い顎ニキビを治すために大切なのは、どのような原因から体の中に熱がこもってしまっているのかを見つけることです。
熱のこもりの原因が見つかれば、あとはそれを取り除く手当てをすれば熱のこもりがなくなりかゆい、痛い顎ニキビを治すことが出来ます。