便秘であごニキビが増えて悪化する原因と治し方
便秘であごニキビが増えて悪化する原因と治し方
目次
便秘とニキビの関係は深いと言われていますが、なぜか他の場所には増えないのに便秘をするとあごニキビが増えて悪化して治らないという人がいます。
便秘をするとあごにばかりニキビが増えてしまう原因は何なのでしょう?
便秘とあごニキビの原因の関係
便秘をすると便で排泄されるはずだった脂肪が体内に残るために皮脂腺から排泄しなければならない状態になることが原因でニキビができやすくなるとされています。
口の下のあごの部分はTゾーンと呼ばれる皮脂腺の分布の多い場所にあたりますから、便秘をするとこのあごの部分にニキビが出来やすくなるような場合には、便秘による皮脂分泌の増加が原因になっている可能性が高いでしょう。
しかし、便秘をすると、Tゾーンを離れた部位、あごのラインに沿ってニキビが増えてしまうような場合には、一般的に言われている便秘とニキビの原因には当てはまらない別の原因によってニキビが悪化している場合が多いです。
あごニキビができやすい体の原因
他の場所にはニキビができないのにあごニキビだけ繰り返しできるような人は、体の状態があごニキビを繰り返す原因になっていることが多いです。
東洋医学的な考え方からニキビの原因を考察すると、体の中の状態の影響で体表の血流量が低下すると肌の働きが低下しますから、新陳代謝が低下してニキビの初期段階である白ニキビが出来やすくなると考えられます。
肌の働きの低下が進むともう一つの肌の働き、体内の余分な熱を体外に発散する不感蒸泄(ふかんじょうせつ)の働きが低下して体の中に熱がこもりやすくなって、白ニキビが炎症ニキビ(赤ニキビ)や化膿ニキビ(黄ニキビ)に発展しやすくなります。
単に上半身の熱のこもりが強くなるだけならばあごにばかりニキビを繰り返すことは少ないのですが、あごにばかりニキビを繰り返している人は上半身の熱のこもりに加えて下半身の冷えをおこしていて、上半身と下半身の熱の温度差が大きくなるほどあごにニキビを繰り返すようになる傾向が強いです。
便秘をするとあごニキビが増えて悪化する人の特徴
- 便秘をするとあごに白ニキビではなく炎症ニキビ(赤ニキビ)や化膿ニキビ(黄ニキビ)ばかりが増える
- 足や手の冷え症が強い
- 首の肌色よりも顔の肌色の方が赤い
- おへその周りを触ると冷たく感じる
- お風呂上りの顔の赤みがなかなか引かない
このようなことが当てはまる人は、上半身の熱のこもりに比べて下半身の冷えが大きく、便秘をするとあごニキビができやすい傾向が強い人です。
便秘をすると体内に熱が溜まる
人の体温は36.5℃が平熱とされています。
この体温は体の中でつくられていて、筋肉や肝臓、脳が活動することで熱を産生しています。
しかし、熱を産生してばかりでは体温がどんどん上昇してしまいますので、熱を産生することと同時に呼吸や肌、そして大小便でも余分な熱を体外に逃がして体温を一定に保っています。
呼気による熱の排出…寒い時など、息を手の平にハァ~ッとかけると温かく感じますが、人は息を吐いた時に体の中の熱が体外に排出されています。ガラスに息を吐きかけるとガラスが曇りますが、呼気から排出される熱は水分をたくさん含んだ気体で排出されています。
肌からの熱の排出…呼気から体外に熱が排出されるのと似た水分をたくさん含んだ形で肌からも熱が排出されています。肌からの熱と水分の排出は不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と呼ばれています。ビニールのカッパなどを着てしばらくすると蒸し暑く感じて汗をたくさんかきますが、肌から排出された熱や水分がビニールのカッパを着ているために中に残るために蒸し暑く感じるのです。
便秘をしてしまうと大便で外に逃がすはずだった熱が体外に出て行かないために体内にこもってしまいます。
もともとの体の状態が上半身の熱のこもりと下半身の冷えが強くニキビができやすい状態で、さらに便秘をすることで上半身の熱のこもりが強くなってしまうとあごにばかりニキビを繰り返すようになるのです。
便秘で繰り返すあごニキビの治し方
便秘をすると繰り返すあごニキビを治すためには便秘を解消するだけではあごに
便秘をするとあごニキビが悪化してしまう人は、便秘を解消するだけではなく上半身の熱のこもりと下半身の冷えをおこしやすい体の状態を整えることがあごニキビを解消するために必要なことです。
便秘で繰り返すあごニキビを治すためには、なぜ上半身の熱のこもりと下半身の冷えをおこしてしまっているのか、その原因を見つけ出すことが必要です。
まちだ美顔の無料Web相談から現在のあなたの体と肌の状態をお知らせください。
便秘で繰り返すあごニキビの原因を見つけることができます。