フェイスラインから首にかけて繰り返すニキビが治らない

フェイスラインニキビ

/ 最終更新日 : machidabigan フェイスラインニキビ

大人になってもフェイスラインから首にかけて繰り返しできるニキビが治らずに困っている人は多いと思います。

大人ニキビの中でも、フェイスラインから首にかけて出来るニキビは複雑にニキビの原因が重なっている場合が多く、大人ニキビの中でも特になかなか治らないニキビです。

ニキビの原因を体の中に抱えていると、皮膚科の飲み薬や塗り薬で一時的にニキビが引いても、薬を止めるとすぐにまたニキビが出来はじめたり、薬を使っても効かないことも多く、何をしても治らないニキビということになってしまいます。

フェイスラインから首にかけてできるニキビの症状と原因

東洋医学的な考え方でニキビの原因を考察すると、肌の働きの低下によって肌の代謝が低下すると、毛穴の目詰まりをおこしやすくなってニキビの初期段階である白ニキビが出来やすくなる原因になると考えられます。

水滞(すいたい)の原因によって肌の働きが低下していることが原因でできる白ニキビは、顔のどの部分でもできてくる可能性があるのですがフェイスラインから首にかけてが一番できやすいような場合にはお血(おけつ)の問題が絡んできていることが多いです。

お血(おけつ)とは血液ドロドロと表現されるような血液循環がスムーズに行われていない状態で、肌への栄養や酸素、ホルモンなどの供給が上手く行われないことで肌の代謝が低下して白ニキビができやすくなります。

肌の働きの低下で不感蒸泄(ふかんじょうせつ)の働きも低下してくると、体の中に熱がこもってきて、白ニキビが炎症ニキビや化膿ニキビに発展してきます。

一般的には毛穴の中でニキビ菌などが繁殖することで炎症をおこすと考えられていますが、東洋医学では白ニキビの状態に熱のこもりが加わることで炎症ニキビになると考えられています。

これをまちだ美顔では、肌の働きの低下で肌の雑菌などが繁殖することを防ぐ免疫力が低下しているところに、体の中の熱のこもりが加わって雑菌などが繁殖しやすい温床(おんしょう)になることでニキビ菌が繁殖して炎症や化膿をひきおこし、赤ニキビや黄ニキビが出来やすくなると考えています。

白ニキビの状態に熱のこもりが加わると炎症した赤ニキビや化膿した黄ニキビができやすくなりますが、熱のこもりが強くなってくるとニキビのかゆみが出ることが多いです。

また熱のこもりが強くなってくるとかゆみ以外にも肌の赤みが出はじめることが多くなります。

このようなかゆみや赤みを伴う熱のこもりは体の表面的な熱のこもりで、さらに熱のこもりが強くなってくると体の深い部分に熱がこもるようになります。

熱のこもりが強くなって体の深い部分に熱がこもるようになると硬いしこりタイプのニキビができやすくなります。

このタイプのニキビは痛みを伴うことが多く、心臓の鼓動にあわせてドクンドクン、ジンジンした痛みが出ることがあります。

ここまでくるとかなり熱のこもりが強くなっていると考えられ、入浴後に体が温まったり、食後に体が温まったりすると熱のこもりがさらに強くなるため、しこりニキビの痛みが強くなる場合が多いです。

フェイスラインから首にかけて繰り返しできるニキビを治すには、なぜ繰り返しニキビができてくるのか、その原因を特定することが大切です。

ニキビは肌にできるものですから、多くの人が肌のことばかり考えてニキビのケアをしています。

もちろん、肌のケアも大切なのですが、大人ニキビの原因の多くは肌ではなく体の中に潜んでいることが多く、その原因が解消されない限りニキビも繰り返しでき続けてしまう場合が多いです。

原因が見つかれば、あとはその原因を取り除くことで、繰り返しできて止まらないフェイスラインから首にかけてのニキビを治すことができます。