梅雨に増えて悪化するしこりニキビ

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梅雨に増えて悪化するしこりニキビ

梅雨は湿度の高まりで熱がこもってしこりニキビが出来やすくなります。

梅雨になるといつもより大きなしこりニキビが出来やすくなり、出来る数も増えてニキビが悪化する人が多くなります。

なぜ梅雨になるとしこりニキビが出来やすくなったりニキビが悪化する人が増えるのでしょうか?

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湿度と熱のこもりとしこりニキビの関係

梅雨の時期は湿度が高くなります。

湿度が低い時には気温が高くてもさわやかに感じますが、湿度が高くなると同じ気温でもジメジメして蒸し暑く感じます。

人間の体は熱を常に産生して体温を一定に保っています。

体で熱を産生している場所は筋肉や脳、肝臓ですが、熱を産生しているだけでは体温がどんどん上昇してしまいますから、熱を産生するのと同時に余分な熱を体外に排泄しながら体温を一定に保っています。

熱が排泄される場所は大小便や呼吸、肌になります。

大小便で排泄される熱は、大便の温かい固体や小便の温かい液体が体外に出ることで熱が排泄されています。

また、呼吸でも熱を体外に排泄しています。

手に息をハァ~と吹きかけると温かく感じますが、息を吐いた時に体内の熱が外に逃げ出てます。

窓ガラスに息を吹きかけるとガラスが曇りますが、呼気から逃げていく熱は水分を豊富に含んだ形の熱が発散されています。

呼気からは水蒸気のような形で熱が逃げています。

また、肌からは不感蒸泄(ふかんじょうせつ)という働きで常に水分が発散されていますが、呼気から出ている形と同じ形で水分と同時に熱も肌から発散されています。

梅雨時に増えて悪化するしこりニキビについて重要なのは、肌から熱が逃げていく時には水分も一緒に逃がしているということです。

湿度が高い梅雨は水分が蒸発しにくいために洗濯物も乾きにくいです。

例えば、湿度の低い時とと湿度の高い時、同じ気温ならば湿度の低い時の方が洗濯物が早く乾きますが、湿度が高いと水分の蒸発が上手く行われないために洗濯物が乾きにくいのです。

肌からの不感蒸泄の時に熱が逃げていく時も同様で、湿度が低ければ水分が蒸発しやすいために熱も上手く発散出来ますが、湿度が高いと水分が蒸発しにくいために熱も上手く発散することができずに体の中に溜まってしまうのです。

梅雨の時期に良く経験しますが、じっとして動かないでいる時には暑さを感じなくても、少しでも体を動かすと急に蒸し暑く感じ汗が吹き出てくることがあります。

これは湿度が高いことによっておきる現象で、体を動かすことで筋肉が動いて熱を産生するのですが、湿度が高いために不感蒸泄で体外に水分が蒸発しにくいために水分と一緒に体外に出て行くはずの熱が体の外に逃がせずに溜まるので、体の中の熱が急激に高まって暑く感じて体の熱を冷やすために汗が出て気化熱で体を冷やしているのです。

この熱のこもりが、しこりニキビに大きな関連を持っているのです。

大人ニキビは、肌の働きが低下することで代謝が低下して毛穴が目詰まりして白ニキビが出来ますが、その状態に熱のこもりが加わると炎症ニキビ(赤ニキビ)や化膿ニキビ(黄ニキビ)になると東洋医学では考えられています。

そして熱のこもりが強くなるとしこりニキビが出来やすくなり、熱のこもりによってかゆみのあるニキビも出来やすくなります。

梅雨時にしこりニキビの増加やニキビの悪化を防ぐには

熱がこもりにくい体にするためには水分摂取にも気をつけなくてはなりません。

熱のこもりの強くなりがちな梅雨時に気をつけなければならないのが、水分摂取や冷たいものの摂り過ぎです。

水分摂取については、蒸し暑く、汗も出やすい季節ですから多少増えることは仕方が無いことなのですが、一番良くないのが冷たいものを摂り過ぎることです。

冷たいものを摂ってお腹を冷やしてしまうと、肌周囲への血流が少なくなり、肌の働きが低下して更に熱のこもりが強くなってしまいます。

また、水分を摂る際にも、できれば一度うがいをして口の中を湿らせて、それから一口ずつ飲むようにすると良いです。

一口水分を含んでそれをゆっくりと飲み、まだ足りないようであればもう一口…というように一口ずつ飲んで、ある程度満足したら、そこで飲むのを止めるのです。

水分は、一気に飲んでしまうと必要以上に飲めてしまうものです。

これを一口ずつ飲むように切り替えると、必要最低限の水分摂取で抑えることが出来ます。

水分摂取が少なすぎると熱中症をおこしやすくなりますので極度に水分を少なくすることは出来ませんが、一気にたくさんではなく一口ずつ飲むようにして冷たいものは極力控えた方が肌の働きを損なわず梅雨時に出来やすいしこりニキビを予防することが出来ます。

梅雨時以外にもしこりニキビが出来やすい時には

梅雨時は湿度の上昇から熱のこもりをおこしやすくなってしこりニキビやニキビの悪化しやすい時期ですが、梅雨時に限らずしこりニキビやニキビの増加が止まらない人は、何らかの原因によって肌の働きが低下して体の中に熱がこもりやすくなっていることがニキビの原因になっている可能性があります。

肌の働きが低下している人は体の中に肌の働き低下の原因を抱えていることが多く、そのような場合は体の状態を整えることで肌の働きが高まって熱がこもりにくく、しこりニキビやニキビの増加を止めることが出来ます。

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体の状態を変えれば肌の状態も変わり、頑固なしこりニキビでも治すことが出来ます。
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