顎ニキビを治すために解消するべき二つの原因
顎ニキビを治すために解消するべき二つの原因
目次
はじめのうちはおでこや頬に出来ていたニキビが、年齢を重ねるうちに段々下に降りてきて最後は顎ニキビが出来るようになる。
顎ニキビは大人ニキビの中でも特に頑固なニキビといわれますが、顎のどの部分に出来るかによってニキビの原因が二つに分かれます。
原因が異なれば治し方も異なりますので、顎ニキビがどのような原因からおきてくるのかしっかりと見極め、原因を取り除くお手当てをすれば頑固な顎ニキビでも治すことが出来ます。
鏡を見て見える部分にだけ出来る顎ニキビの場合
顎ニキビでも、顎のラインを越えず、鏡を見て正面の見える部分の顎にだけ出来るニキビがあります。
下の写真を見てみると、ニキビの出来る範囲が顎のラインを越えずに出来ているのが分かります。
顎のこの部分はTゾーンと呼ばれる部分に含まれる部分で、皮脂腺の数が多い部分です。
顎のこの部分にだけ出来るニキビの場合は、皮脂腺の数が多い部分に出来るニキビですから、思春期に皮脂分泌が多くなって出来るタイプのニキビも出来やすい場所ですが、大人になって皮脂分泌が安定して来ても出来る場合は水滞(すいたい)の体内原因が関わっている場合が多いです。
水滞(すいたい)の体内原因を抱えていると新陳代謝の低下から白ニキビが出来やすくなったり、肌の働きが低下して体内の熱を肌から逃がしにくくなると熱のこもりが強くなって、白ニキビが炎症ニキビや化膿ニキビに発展してしまいます。
顎のラインを越えて顎裏から首にまで広がっている顎ニキビの場合
ニキビが顎のラインを越えて、顎を上げなければ見えない顎裏や首にまで広がって出来るような場合には、お血(おけつ)という血液循環不良の原因が関わっている可能性が高いニキビです。
下の写真を見てみると、ニキビの出来る範囲が正面から鏡を見て映る部位にはあまり出来ず、フェイスラインや顎のラインを越えた顎裏に集中して出来ているのが分かります。
血液の循環が良くなくなるお血(おけつ)の問題があるということは、血液が運搬している酸素や栄養、ホルモンなどが充分に皮膚細胞に供給出来なくなり、水滞(すいたい)の場合と同様、肌の代謝が低下して白ニキビが出来やすくなりますし、血液は体温も運搬していますので、血液の流れが滞ることで熱のこもりも強くなって炎症ニキビや化膿ニキビにも発展しやすいです。
顎ニキビの原因の見極めが大切
水滞(すいたい)の原因による顎ニキビもお血(おけつ)の原因による顎裏ニキビも、どちらも肌の働きが低下して白ニキビが出来やすくなり、その状態に熱のこもりが加わることで炎症ニキビや化膿ニキビに発展してきます。
頑固に繰り返す顎ニキビを治して再発しない肌にするためには、原因を取り除くことが必要ですから、顎ニキビを治す場合にも原因を特定することが重要になります。
先に述べたように顎ニキビが出来る場所によってもおよそのニキビの原因を予想することが出来ますし、お血(おけつ)の問題よりも水滞(すいたい)の問題だけの方が熱のこもりは小さい場合が多いですから、炎症ニキビや化膿ニキビの出来方が小さい場合には水滞(すいたい)の原因の比重が高く、お血(おけつ)の原因の比重が高い場合にはニキビの出来方が大きくなってくる傾向はありますが、多くの場合には水滞(すいたい)、お血(おけつ)どちらかの原因だけではなく両方の原因が絡み合っています。
顎ニキビの正確な原因を見つけ出すためにはニキビの出来る場所や出来方だけで判断するだけではなく、体の状態と肌の状態を良く見ながら原因を特定していくことが必要になります。
顎ニキビを治すために解消するべき二つの原因まとめ
- 顎ニキビの中でも、顎のラインを越えずに出来るタイプと顎ラインを越えて顎裏まで出来るタイプでは原因が異なる。
- 顎ラインを越えずに出来るタイプの顎ニキビは、水滞(すいたい)が原因になっていることが多い。
- 顎ラインを越えて顎裏まで出来るタイプの顎ニキビは、お血(おけつ)が原因になっていることが多い。
- 顎ニキビを治すためには、正確な原因を特定して、原因を取り除くことが必要。