ニキビで皮膚科に行くべきか?ニキビをホントに治すには?

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ニキビで皮膚科に行くべきか?ニキビをホントに治すには?

ニキビで皮膚科に行くべきか?ニキビをホントに治すには?

  • 皮膚科の漢方、ビタミン、塗り薬を服用している間はニキビは減るけれど、完治する前に他の場所からニキビが出来て、そのうち薬があまり効かなくなる
  • 皮膚科に通っているのにたびたび化膿して痛いニキビが出来たり、一番調子がいい状態でも白ニキビが多数ある状態が何年も続いている
  • 様々な皮膚科に通い、ディフェリンゲルからはじまりエピデュオゲル・ゼビアックス・ビブラマイシン・抗生物質・漢方薬・ピーリング・クロモライト・ビタミンCイオン導入などをしても、初めは少し改善するけどすぐに戻ってしまう
  • ニキビが悪化したため皮膚科に行ったが、いつもなら良くなるはずが全く効かず、皮膚科を変えてみても効かず、生活を整えても変わらず、ニキビを繰り返している。
  • 一年前から皮膚科に通い、塗り薬(ダラシンゲル、ディフェリン)、飲み薬(ミノマイシン)漢方薬(十味敗毒湯、桂枝茯苓丸)サプリ(ビタミンB.C)を服用しているが効果は見られず…

ニキビを皮膚科で治療して治ってしまう人も多い反面、中には皮膚科に通い続けてもなかなかニキビが治らずに困っている人も多いようです。

なぜ皮膚科でニキビが治る人となかなか治らない人に分かれるのでしょうか?

皮膚科のニキビの治療方法

まずは皮膚科でのニキビの治療法法を見てみましょう。

皮膚科でのニキビの治療方法は大きく分けて次の2つに分かれます。

  • ビタミン剤や抗生物質などの飲み薬によるニキビ治療
  • 塗り薬によるニキビ治療

皮膚科でのニキビ治療は、飲み薬や塗り薬などの薬を使用した治療です。

ニキビ治療に使われる薬にはどのようなものがあるのでしょうか?

ニキビの飲み薬の種類

ニキビの飲み薬、ビタミン剤や抗生物質

代表的なニキビの飲み薬には以下のような種類があります。

ビタミン剤

シナール配合錠など・・・ビタミンC・ビタミンB5(メラニン色素の生成を抑制し、色素沈着によるニキビ跡を予防する働きがあります)

ピドキサールなど・・・ビタミンB6(たんぱく質やアミノ酸の代謝を活発にし、肌の新陳代謝を正常にして毛穴の詰まりを予防してニキビになりにくくする働きがあります)

フラビタンなど・・・ビタミンB2(脂質の代謝を正常化し皮脂分泌を減少させたり、肌の新陳代謝を正常にする働き、また新しい肌をつくりだすために必要なビタミンでもあります)

抗生物質

テトラサイクリン系抗生物質・・・ミノサイクリン(ミノマイシン)・ビブラマイシンなど

マクロライド系抗生物質・・・クラリス・クラリッシッド・ルリッドなど

セフェム系抗生物質・・・セフゾン・フロモックスなど

キノロン系抗生物質・・・クラビッド、ガチフロなど

ニキビには肌の常在菌のひとつのニキビ菌が大きく関わっていて、ニキビ菌の出すリパーゼと呼ばれる酵素や脂肪酸の影響で毛穴の目詰まりや炎症をおこすと考えられています。

抗生物質はニキビ菌などの細菌を壊したり、細菌が増えるのを抑えたりする薬で、ニキビ菌の増殖を抑制することでニキビが出来にくい状態にします。

ニキビは肌に出来るものなのになぜ飲み薬を使うことが多いのかというと、ニキビ菌は酸素の少ない環境でしか生息できない細菌で毛穴の奥深くで増殖するため、抗生物質を服用し薬効成分が腸から吸収されて血液に乗って毛穴の奥深くにいるアクネ菌に作用させるためです。

ニキビの塗り薬の種類

ニキビの塗り薬、抗生物質のゲンタシン軟膏・アクアチムクリーム・ダラシンTゲルやベピオゲル・ディフェリンゲル・デュアック配合ゲルなど

抗生物質

ゲンタシン軟膏・アクアチムクリーム・ダラシンTゲルなど・・・飲み薬の抗生物質の作用と同じく、塗ることでニキビ菌などの細菌を壊したり、細菌が増えるのを抑えたりする薬で、ニキビ菌の増殖を抑制することでニキビが出来にくい状態にします。

抗生物質以外の塗り薬

ベピオゲル・・・抗菌作用とピーリング作用でニキビを治療する薬

ディフェリンゲル(アダパレン)・・・皮脂を抑制し毛穴の詰まりを改善してニキビを治療する薬

デュアック配合ゲル・・・ベピオゲルとダラシンTゲルを配合した薬。抗菌作用とピーリング作用、抗炎症作用でニキビを治療する薬

皮膚科の治療でニキビが治る人・治らない人

一般的な皮膚科でのニキビの治療方法は、このような薬を使ってニキビを治療することが多いようです。

ひとつひとつのニキビの薬の作用を見てみると、いずれの場合にも薬の薬効でニキビが出来にくい状態をつくっていることが分かります。

また、美容皮膚科などの場合は上記ののような治療に加えてピーリングやビタミンCイオン導入、レーザーによる外部的なケアをおこなっているところもありますが、これらもケアの効果によってニキビを早く治したり、ニキビが出来るのを抑制する治療法です。

これらの皮膚科の治療を続けている間は、多くの人がニキビが改善するでしょう。

そして、ニキビが改善して肌がきれいになってくればこれらの治療を止めるでしょう。

ここで大きな問題になってくるのが、皮膚科の薬によるニキビ治療でニキビが改善した後に薬を止めてもニキビが再発しないか?ということです。

ここが皮膚科の治療でニキビが治る人と治らない人の分かれ道になります。

今さらですが本来ニキビとは

ニキビとは、思春期に出来やすい皮膚疾患です。

思春期のニキビは、思春期の第二時性徴と呼ばれるホルモン分泌が急激に増加してくる時期に出来やすいものです。

思春期に子供の体から大人の体になるためにホルモン分泌が急激に増加する影響で、皮脂分泌も増加することが直接的な原因でニキビが出来やすくなります。

しかし、思春期ニキビは一過性のもので、ホルモン分泌が急激に増加している間はニキビが出来やすいですが、第二次性徴の時期が終わるとホルモン分泌も正常に戻り、皮脂分泌も少なくなるのでニキビも出来なくなってきます。

思春期を過ぎても出来続けたり思春期を過ぎてから出来始めるニキビも

しかし、思春期を過ぎ皮脂分泌が少なくなってもニキビが出来続けたり、思春期をとっくに過ぎた大人になってから急にニキビが出来始めてしまう人も多くいます。

このような、いわゆる大人ニキビと呼ばれるニキビの場合には、思春期の頃のニキビとはニキビの原因が異なっていることが多いです。

思春期ニキビは皮脂分泌が過剰になって出来るニキビですから、ニキビが出来る場所も皮脂腺の数の多いおでこや鼻周りにニキビが出来やすいのですが、大人ニキビの場合には単に皮脂分泌が過剰になって出来る訳ではないので、大人ニキビはニキビが出来る場所もおでこや鼻周りから段々下に降りてきて口周りやフェイスライン、顎のラインなどに出来るようになります。

このような大人ニキビの場合には、ニキビが出来る原因が肌の働きの低下にある場合が多いです。

肌は肝臓や腎臓などと同じ人間の臓器なのですが、肝臓や腎臓の働きが低下すると様々な不具合が出て病気に発展することがあるのと同様に、肌の働きが低下するとニキビなどの皮膚疾患をおこしやすくなるのです。

肌の働きが低下して新陳代謝が低下すると角質が正常に剥がれ落ちずに毛穴の目詰まりをおこしやすくなる

肌の働きが低下して肌の免疫力が低下するとニキビ菌などの常在菌が繁殖しやすい肌になりますし、肌の働きの低下によって新陳代謝が活発におこなわれなくなると古くなった角質が正常に剥がれ落ちずに毛穴の目詰まりをおこしやすくなってニキビが出来やすい肌になります。

そして肌の働きの低下から肌の免疫力も低下してしまうと、ニキビ菌が過剰に繁殖しやすくなって毛穴の目詰まりで出来た白ニキビが赤ニキビ(炎症ニキビ)や黄ニキビ(化膿ニキビ)に発展しやすくなります。

思春期ニキビは時期が繰れば治るけど大人ニキビは・・・

思春期ニキビと大人ニキビではニキビの出来る原因が異なることが多いですが、ニキビが繰り返し出来る期間についても大きな違いがあります。

思春期ニキビは第二次性徴が過ぎてホルモン分泌量が減少し、皮脂分泌も減少してくればニキビの原因が自然に無くなるわけですから自然にニキビが出来なくなってきます。

思春期ニキビが第二次性徴の一時期だけ出来やすい一過性のニキビなのに対し、大人ニキビの場合には肌の働きが低下した状態が続くと、いつまでも繰り返しニキビが出来やすい状態が続いてしまいます。

皮膚科のニキビ治療は、ニキビが出来やすくなっている状態を飲み薬や塗り薬の”薬の力”でニキビの発症を抑制しています。

そのため、皮膚科のニキビ治療が効果がある人の場合でも、その効果は薬を使っている間だけです。

しかし、薬を使っている間にニキビが出来やすい状態が無くなれば、”薬の力”でニキビを抑制するようなことをしなくてもニキビが出来てこないわけですから、薬を止めてもニキビが出来てきません。

思春期ニキビはこの状態に当てはまりやすいです。

思春期にニキビが出来ても、皮膚科の薬を使ったニキビ治療でニキビを抑制している間に第二次性徴が終わって皮脂分泌も少なくなり、ニキビの原因が無くなればニキビが出来なくなりますので、薬を止めてもニキビは再発してきません。

思春期ニキビの場合には、時間が経過すれば自然にニキビの原因が無くなってきてくれるのですが、大人ニキビの場合には多くの場合、何もしなければニキビが出来やすい原因になる肌の働きが低下した状態は続いてしまいますから、薬を止めるとまたニキビが出来始めてしまいます。

皮膚科の薬には、薬を使っている間はニキビを早く治したりニキビが出来にくい状態にする働きはありますが、ニキビが出来る原因を根本的に無くす働きはありません。

薬でニキビを抑制するのではなくニキビが出来ない肌をつくることがホントの治し方

思春期ニキビの場合には、ニキビが出来る原因が第二次性徴の皮脂分泌の過剰であることが多く、年齢と共に自然にニキビの原因も無くなって来ることが多いですから、その間だけ薬の力でニキビを抑制する治療でニキビが出来にくい状態を続けることが出来れば、ニキビだらけで思春期を過ごさなければならないということも無く、楽しい青春時代をおくることが出来るでしょう。

 

しかし、肌の働きが低下した状態でニキビができている場合には、積極的に肌の働きを高めなければ、薬で一時的にニキビを減らすことが出来ても薬を止めるとまたニキビが出来始めると言うことをいつまでも繰り返してしまうでしょう。

肌の働きが低下して出来ているニキビは、ニキビそのものを治すという発想を、ニキビが出来ない肌をつくるという発想に切り替えることが大切です。

肌の働きを高めて、肌の免疫力や肌の新陳代謝を高めれば、薬などを使わなくてもニキビが出来ない肌にすることが出来ます。

まとめ

皮膚科のニキビ治療は飲み薬や塗り薬を使ってニキビを早く治したりニキビが出来にくい状態にする治療法が主ですが、この治療法は、治療を続けている間に自然にニキビの原因が無くなってくる思春期のニキビにはとても有効な治療法です。

ニキビが出来にくいということはニキビ跡も出来にくいということですし、一番多感な思春期をニキビだらけの顔で過ごすことがなくなるので、美容の上でも気持ちの上でも負担がとても軽くなるでしょう。

しかし、肌の働きが低下していることが原因でニキビが出来ている場合には、皮膚科のニキビ治療薬の力でニキビを抑制することを続けてもいつまでもニキビを繰り返してしまいます。

皮膚科の薬にはニキビが出来る原因を根本的に無くす働きはありませんので、皮膚科の薬を使っても繰り返しニキビが出来続けてしまうような場合には、なぜ肌の働きが低下しているのかその原因を見つけ、原因が見つかったらその原因を取り除いて肌の働きを高めていかなければニキビを治すことは出来ません。

まちだ美顔では、ニキビでお悩みの方の体の状態をお知らせ頂き、どこが原因で肌の働きが低下してニキビが出来やすい肌になっているのか、その原因を特定します。

ニキビの原因が特定できれば、その原因を取り除く手当てをすることでニキビが出来にくい肌にすることが出来ますので、ニキビの薬などを使わなくてもきれいな肌で過ごすことが出来るようになります。

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