フェイスラインニキビが治らないのは右側?左側?出来る場所で違う原因と治し方
フェイスラインニキビが治らないのは右側?左側?出来る場所で違う原因と治し方
目次
フェイスラインに出来るニキビでお悩みの人の中には、右側だけに繰り返し出来る人や、それとは逆に左側だけに繰り返し出来てしまう人がいます。
なぜ右側、左側、片方のフェイスラインにだけニキビが繰り返し出来るのでしょうか?
まずは食生活や睡眠時間などの生活面を気をつけることは大切ですが、右側、左側だけに出来るフェイスラインニキビの場合は他にも気をつけた方が良いことがあります。
フェイスラインニキビへの物理的刺激の原因を疑ってみる
右側か左側、どちらか片方だけのフェイスラインにニキビが出来ている場合、まず疑われるのは物理的刺激です。
特に耳の前から顎のラインに沿って出来るフェイスラインニキビの場合、夜寝る時の向きがどちらかに偏っていないでしょうか?
右側か左側のどちらかを向いて寝る癖のある人は、寝る時に下になる方だけにニキビが出来ることがあります。
この場合には、フェイスラインに触れる枕カバーをこまめに取り替えたり、カバーの素材をざらざらした肌触りのものではなく刺激の少ない肌触りのものに取り換えることで片側だけに出来るフェイスラインニキビが引いてくることがあります。
フェイスラインに髪の毛がかかっている場所はないでしょうか?
ヘアスタイルによっては、フェイスラインに髪の毛が当たっていることが影響している可能性もあります。
髪の毛先がフェイスラインを刺激したり、顔の中でも皮脂分泌量の多いTゾーンの2倍ともいわれる頭皮からの皮脂が髪の毛を伝ってフェイスラインについたり、整髪料を使っている場合には整髪料がフェイスラインにつくことが影響してニキビが出来ていることもあります。
この場合には、フェイスラインに髪の毛がかからないよう普段は髪をまとめておくことで、左右どちらかだけに出来るフェイスラインニキビが引いてくることがあります。
スマホをしている時や考え事をしている時に頬杖をつく癖はありませんか?
これも片方どちらかだけに出来るフェイスラインニキビに影響することがあります。
ニキビが出来ている部分は、なるべく手で触らない方が良いです。
普段はニキビを触らないよう気をつけていても、頬杖などの癖の場合には無意識に触ってしまっていることがあるので、もしもニキビを触ってしまうような癖がある場合には気をつけた方が良いでしょう。
フェイスラインニキビの体内原因
物理的な刺激が思いあたらないのに、それでも右側や左側の片側だけフェイスラインニキビが出来てくる場合、その原因は体内にあるのかもしれません。
東洋医学的な考え方では大人ニキビの大まかな原因は、水滞(すいたい)やお血(おけつ)によるものが多いのですが、そのどちらかによって、右側だけあるいは左側だけのフェイスラインニキビが出来てくることがあります。
右側だけに出来るフェイスラインニキビの原因
右側のフェイスラインにだけ繰り返しニキビが出来るような場合、その原因には水滞(すいたい)の体の状態が関わっている可能性があります。
水滞(すいたい)とは、水分や冷たいものの取りすぎや腸の働きが低下して水分吸収能力が低下していることなどで、体の中に余分な水分が滞ってしまっている状態のことです。
水滞(すいたい)の原因があると、体の表面にまで血液が行き届かず、体の表面が冷えることで肌の働きが低下してニキビが出来やすい肌になります。
この水滞(すいたい)の症状は、上半身の場合は右側に、下半身の場合は左側に表れやすいのが特徴です。
水滞(すいたい)の原因からは大人ニキビだけではなく肩こりや足のむくみなどもおこしやすいので、右側の肩こりがひどく、下半身は左側の足のむくみの方がひどいという人は、水滞(すいたい)の原因から右側のフェイスラインニキビが出来ている可能性が高いです。
左側だけに出来るフェイスラインニキビの原因
左側のフェイスラインにばかり繰り返しニキビが出来るような場合、その原因にはお血(おけつ)の体の状態が関わっている可能性があります。
お血(おけつ)とは血液がサラサラ流れず、ドロドロとゆっくりとしか流れない血液循環の問題で、血液の流れが悪くなることで皮膚細胞への栄養供給が阻害されて肌の働きが低下してニキビが出来やすい肌になります。
このお血(おけつ)の症状は、上半身の場合は左側に、下半身の場合は右側に表れやすいのが特徴です。
お血(おけつ)の原因があると、血液がドロドロとゆっくりとしか流れないことによって熱のこもりが強くなり、ニキビが出来る場所も顎のラインを越えて顎裏や首にかけてまで出来るようになります。
また、熱のこもりが強くなると炎症ニキビや化膿ニキビが出来やすくなり、ニキビの出来方も大きく、かゆいニキビも出来やすくなります。
右側、左側、両方のフェイスラインにニキビが出来る原因
右側も左側も、両側のフェイスラインにニキビが出来る場合には、水滞(すいたい)とお血(おけつ)の両方の原因が重なっていることが多いです。
しかし、この場合にも水滞(すいたい)の原因が優勢な時期とお血(おけつ)の原因が優勢の時期が交互に入れ替わることが多く、ある時期は右側のフェイスラインニキビがひどく、やっと右側が落ち着いてきたら今度は左側がひどくなり始めたというように、右側と左側交互にニキビがひどい状態が繰り返されます。
女性の場合、生理前にはお血(おけつ)の原因が優勢になることが多く、生理前以外の時期はお血(おけつ)の問題が影を潜め、その代わりに水滞(すいたい)の症状が強くなることが多いようです。
普段は右側のフェイスラインニキビがひどく、生理前になると左側のフェイスラインニキビがひどくなり始めるなどという人はこのタイプです。
右左に繰り返すフェイスラインニキビの治し方
食生活や睡眠時間に気をつけたり、物理的刺激に気をつけても左右に繰り返すフェイスラインニキビを治すには、水滞(すいたい)やお血(おけつ)の原因を取り除いていくことが必要です。
日常生活で気をつけたい水滞(すいたい)の改善法
・冷たいものを控える
水滞(すいたい)をおこしている人は、お腹の冷えをおこしている場合が多いです。
氷入りの飲みものや冷たいものを摂りすぎると、更にお腹の冷えが進んでしまいます。
極力冷たいものを控えることで水滞(すいたい)を改善することが出来ます。
・体を温める
冷たいものでお腹を冷やすのとは逆に、入浴などで体を芯から温めることが水滞(すいたい)の改善には必要です。
入浴で体を芯から温めるには40℃以下のぬるめのお湯に20分から30分お湯に浸かって温めると良いですが、水滞(すいたい)の人はお腹は冷えていますが上半身には熱がこもっている人が多いので、ぬるいお湯でも長時間入浴するとのぼせてしまうことがあります。
そのような場合には42℃から43℃の熱めのお湯で足を温める足湯をすることも有効です。
・過剰な水分摂取を控える
水滞(すいたい)は体の中に余分な水分が停滞している状態です。
スポーツなどで汗をたくさんかくときなどは水分摂取は必要ですが、習慣で水分をたくさん飲んで入るような人は水分摂取を控えることが水滞(すいたい)の改善に役立ちます。
飲むものは冷たいものではなく、体内温度といわれている37℃以上の白湯などがおすすめです。
日常生活で気をつけたいお血(おけつ)の改善法
・体を動かし血液循環を活発にする
血液は心臓のポンプの働きで全身に循環されて行きますが、お血(おけつ)のドロドロの血液の循環を活発にするためには筋肉を動かして血流を高めることが有効です。
特に足のふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていて、ふくらはぎを動かすウォーキングなどをおこなうと血液循環を高めることが出来ます。
また、エレベーターやエスカレーターを極力使わず、階段の昇り降りでふくらはぎを動かすことも有効です。
・血液をサラサラにする働きの食べ物を摂る
ドロドロの血液をサラサラに変える働きのある食べ物もあります。
玉ねぎや生姜などの※辛味のものやサバやイワシなどの青魚には血液をサラサラにする働きがあるとされていますし、納豆やメカブなどのネバネバの食べ物も血液をサラサラにする働きがあるとされています。
※熱のこもりが強い場合には辛味のものは摂り過ぎない方が良い場合があります。
以上のような点に気をつけても左右のフェイスラインニキビが治まってこない場合には、水滞(すいたい)やお血(おけつ)の原因が深くなっていたり複雑に絡み合ってしまっているのかもしれません。
そのような場合には、左右のフェイスラインニキビの原因をしっかりと特定して、もう少し進めた形のお手当てが必要だと考えられます。
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ニキビが出来やすい肌になっている原因を特定しそれを取り除けば、頑固に繰り返す左右のフェイスラインニキビでも治すことが出来ます。